新取引形態「コーポレートPPA」を解説!
2022年3月15日付でNHKwebから以下のタイトルで記事が掲載された。
「再エネ導入拡大か 新取引形態「コーポレートPPA」増加で」
今回は、この記事から今後のPPAの展望を読み解いたコメントを頂いた。
テンフィールズファクトリー株式会社
代表取締役
市川 裕 からのコメント
コメントを要約!
要約1. コーポレート型PPAとは?
自己資金で太陽光を設置して自家需要で使うというのが本来の形ですが、
第三者の企業さんに投資してもらって、その太陽光発電で発電した電気を買うというもの。
これにより、お金をかけずにクリーンエネルギーを使用できる&電気料金の削減になる。
要約2. エネルギーは石油から電気の流れ
今は石油がメインのエネルギー源になっており、現在6割程度。電気は2割。
今後は石油が減少し、電気がメインエネルギー源となる。
要約3. PPAは必要とされる分野への投資
今後、需要が高まる電力市場にいろんな企業が入ることができる。
こんにちは。
今日はNHKのNEWS WEBの記事で、「再生エネ導入拡大か新取引形態コーポレートPPA増加で」ということで、この記事について解説したいと思います。
2022年に入って、PPAという電力購入契約が非常に広がってますよね。
それを解説している記事になるんですけれども、これで再生可能エネルギーが広がっていくんじゃないかという所なんですけども、間違いなくこの先10年、コーポレートPPAというのはどんどん広がっていくと思います。
コーポレート型PPAとは?
コーポレートPPAというものは、
例えば建物があります、
太陽光を本来は自分たちのお金で設置して、自家需要で使うというのが本来の形ですが、第三者の企業さんに投資してもらって、その太陽光発電で発電した電気を買うというものです。
お金を使わずに再生可能エネルギーの電気を使うことができますし、今の電気料金であれば、電力会社から買うよりも安い値段で買うことができるので、注目を浴びてどんどん広がると考えています。
やっぱりこういうキーワードで、今広がっていますので注目すべき市場だと思ってます。
石油から電気へ
東京建物さんという所と東京ガスが組んで東京建物の建物の上に太陽光をつけて 東京ガスが電気を売るよということですが、東京ガスさんは電力の市場に進出してますよね。
今、ガスもフリーになっていますし東京電力がガスをしたり、東京ガスが電気をしたり、大阪ガスが電気をしたり等、入り乱れていますけれども、一昔前は石油がすごく大事という事で石油を握っているのが強いって言う世界的な市場だったんです。今はこれがやはり再生可能エネルギーの電気というものに切り替わっていっているんだよというのがすごく大事な所だと思ってまして、誰でも実はエネルギーを供給することが出来るようになったという事なんです。
石油を握ってるとすごく良いですよね。
お金をたくさん持ってるっていう感じになりますよね。
でも石油を供給する側ってすごく難しいと思いませんか?
非常にお金をかけて出てきたオイルを売るという事なんですけども、結局石油もエネルギー比率でいくと6割ぐらいで電気が2割ですね。
電気の比率が上がっていってるんですけども、今後恐らく10年20年、100年先には石油よりも電気というものに 変わっていく訳ですよね。
必要とされる分野への投資
この電気を供給する側に回るって事は、みんなが使っている、必要とするエネルギーを供給するという事になりますので、すごく大事なところですね。
この流れがガスを扱っている東京ガスでも太陽光というツールを使う事によって電気の世界に入ることが出来る。ということがすごく大事なポイントになると思います。
ということは、いろんな企業さんが、実はこの太陽光パネルを使ってエネルギーを供給する側に 回れるんだよという事です。
なのでこのPPAという形でいきますと設置した側はどんどん設置してもらえば良いと思いますし、投資のチャンスですね。
太陽光を付けれるという状況であるならば付けれる業者さんは沢山いらっしゃいますし、この仕組みを作ってる会社も あると思いますので、積極的にお金を投入して太陽光のエネルギーを作っていくという立場に回ることで、エネルギーを供給する側に回る事が出来ます。
昔でいくと石油を供給する側に回ることができる。ということで新しい業態変換というか、そういったチャンスがこれからたくさんあるんじゃないかなという風に考えています。